Group Purpose誕生秘話 ~SupershipグループのPurposeができるまでを紹介します~
お疲れさまです!
Supershipホールディングス 経営戦略本部 コーポレートコミュニケーション部の佐々木です。
Supershipグループでは「ミライリアルの幸せを、デジタルの力で創る。」をGroup Purpose(以下、グループパーパス)として掲げています。
この記事では、グループパーパスができるまでを振り返り、その制作秘話をお届けします。
(Supershipホールディングス代表の稲葉さんが語るミライリアルについては以下の記事をご覧ください)
なぜパーパスなのか?
パーパスは、Supershipホールディングスが創業6年目を迎えた2020年6月に策定しました。
Supershipグループはスタートアップの共創体として誕生し、設立以降も積極的にM&Aを行って、今ではグループ全体で約550名の仲間が集まるまでに成長しました。
事業も急拡大し成長を続けるなかで、Supershipホールディングス代表のバトンが稲葉さんへ渡されたこともあり、私たちの存在意義を改めて振り返り、形にしてグループ全員で共有するために、グループアイデンティティの策定を行うことになりました。
グループアイデンティティ策定のなかで、まずは「ゴールデンサークル理論」を活用しながら、Supershipグループにおける存在意義やビジョン、戦略、カルチャーなどの役割と関係性を整理しました。
そのうえで、4点のアクションを設定しました。
今回は、この中からグループパーパスの策定にフォーカスし、実際にどういったプロセスを経て誕生したのか、ご紹介します。
実録!パーパスはこうやって作られた
グループアイデンティティ策定における整理のなかでは、グループパーパスを以下のように定義しました。
パーパスを策定するために最初に行ったのは、経営陣の「想い」を言葉として表すことでした。
グループに加わった各企業の創業者や、親会社からジョインしたメンバー、Supershipホールディングスの前身となるSyn.ホールディングスの立ち上げを担ったメンバーなど、出自も関わるきっかけもさまざまな経営陣が、まずは「Supershipグループとしてどういう世界を実現したいか」「その背景にある想いと実現のために必要な心構えは何か」を言葉にして全員で共有することで、皆が目指している方向は同じであることを再確認し、目線合わせを行いました。
こちらは実際にSupershipホールディングス代表 稲葉さん、Supership副社長 稲田さんが記入したシートのキャプチャです。「リアル」「デジタル」「新たな価値」といったパーパスでもキーになっている言葉が見られます。
上記でそれぞれ作成したシートは、プロジェクトメンバー全員の前で一人ひとりが説明をしていき、実現したい先にある具体的な世界観を語ったり、どのような心構えを共通の指針として持つべきか、時間をかけてすり合わせていきました。
策定プロジェクトがはじまったのは2020年2月、新型コロナウイルスの影響で全社的にもリモートワークに舵を切っていくタイミングだったため、策定におけるほぼすべての工程がオンラインで行われました。
そういった状況から、Supershipグループで働くメンバーの価値観や仕事を通して実現したいことについては、経営陣のディスカッションと並行して全メンバーを対象に社内アンケートを行い、収集・分析しました。
この中で顕著に見られたのが、自分たちのスキルを通して、社会や他者を「幸せ」にしたいという想いでした。これは経営陣のディスカッションでもたびたび議論されたポイントであり、実際にパーパスの核として表現されることになりました。
次のステップでは、ここまでまとめたキーワードやエッセンスをもとに、プロのコピーライターさんを交えて改めて「Supershipグループは、誰のために、何のために、何をもって、何をやるのか」をディスカッションし、パーパスとして形にしたときに優先するポイントを決めていきました。
そのうえで、
といった方針を定め、コピーライターさんとの数回にわたる提案・フィードバックを経て、完成したのが私たちが掲げるパーパスです。
グループアイデンティティ全体については、コーポレートサイト内のページもご覧ください。
そして現在
グループアイデンティティは2020年6月18日のグループ経営方針説明会で社内に向けて説明し、翌日にはプレスリリースを通じて社外にも発表を行いました。
パーパスの策定やバリューのアップデートで、それらの浸透を進めるためのタスクフォースも立ち上げられ、このSuper Storiesや全社集会のSGM(Supership Group Meeting)、毎月の朝会などでもさまざまなメンバーがパーパスをひも解いて語ったり、Supershipグループの「カルチャーブック」の作成も行いました。
(カルチャーブック制作については、こちらの記事もご覧ください)
SGMでは毎回、終了後にグループアイデンティティへの共感度・浸透度・実践度について、社内アンケートを通じて確認しています。
直近の2022年3月のアンケート結果では、回答者全体の94.6%がグループアイデンティティに共感しており、また4人に1人がグループパーパスやグループバリュー、事業ビジョンを自身でしっかりと実践できているとしています。
Super Storiesではこれからも社内の皆さんがグループアイデンティティへの共感や実践ができるよう、参考になる記事を発信できればと思いますので、こんな話が読みたいというリクエストがあればSlackの #super-stories までお待ちしています!