「ピッチ大会」を経て、次世代の軸となる事業の創出に向け邁進中!【スタートアップスタジオ通信 #02】
お疲れ様です!Supershipホールディングス スタートアップスタジオの糸井です。
Supershipグループにおける「新規事業の同時多発的な立ち上げ・運営」を行うために設立された組織「Supership Group Startup Studio」(略称:SSGSS)の活動を報告していく「スタートアップスタジオ通信」。
第2回となる今回は、昨年(2022年)11月に行われた「ミライリアルCHALLENGE TRYOUT 2022」のピッチ大会の模様とその結果、採択された事業案の今後についてお伝えします。
2022年度のミライリアルCHALLENGEについて
ミライリアルCHALLENGEとは、Supershipグループ内で有志を募り毎年実施している新規事業創出プログラムで、2022年度で3回目を迎えました。
(ミライリアルCHALLENGEに関する記事一覧はこちら)
今年度は、「ミライリアルCHALLENGE TRYOUT 2022」と称し、プログラムの最後に実施するピッチ大会で特に優れた事業案を採択し、一定のリソースを投下して事業化に取り組んでいくことを前提にスタートしました。
本格的に事業化を検討・実行する事業案の創出がゴールとなるため、プログラムの内容も大幅に刷新しました。大まかな流れは以下のような形で、元Supership CPOで現在は社外アドバイザーを務める佐野さんによるワークショップやメンタリングも実施することで、メンバーがより磨きのかかった事業案を創ることができる環境の構築を目指しました。
3月〜4月:事前の参加者選考を実施
5月:ワークショップ開催とチーム組成
6月〜10月:各チームにおける事業案の創出、各チームへのメンタリング
11月:ピッチ大会でそれぞれの事業案を発表
「ミライリアルCHALLENGE TRYOUT 2022」については以下の記事もご参照ください。
ピッチ大会の模様
11月のピッチ大会には最終的に4チームがエントリーし、それぞれ下記の事業案を発表。審査員はSupershipホールディングス CEOの稲葉さんが務めました。
Aチーム:EC関連事業者向けのBtoBマーケティングサービス
Bチーム:モビリティを活用した広告配信サービス
Cチーム:福祉業界の業務効率化サービス
Dチーム:人事業務の効率化サービス(業務自動化ツール)
こうして見ると、Supershipの既存事業との関連性の強弱や、フォーカスしている課題(特定業界における課題 or 業務領域における課題)が各人各様で、私自身も発表を非常に興味深く聞いていました。
結果は(既にグループ朝会などでもアナウンスされていますが)、Cチームの「福祉業界の業務効率化サービス」が見事採択されました。Cチームの皆さん、改めておめでとうございます!
審査員の稲葉さんからも総評としてコメントがあったとおり、今回発表された4案は、いずれも下記ポイントを一定押さえており、見応え・聴き応えのあるものでした。
具体的な顧客と課題の存在が示されていること
事業(ソリューション)の提供価値が明確であること
狙いを定める市場規模が定量的に示されていること
約半年という長期に渡る取り組みになりましたが、結果的にミライリアルCHALLENGEの(そしてSSGSSの活動の)大目標である、「Supershipグループを”事業を創出できる人の集団”にする」ことに一歩近づけたのではないかと思います。
参加者の皆さん、本当にお疲れ様でした!
採択された事業案の今後について
今回採択された「福祉業界の業務効率化サービス」は、ミライリアルCHALLENGEを通じて磨き上げられたものです。
しかし、実際にマーケットニーズが存在するかどうかはこれから検証、いわゆるMVP検証(※)をしていく必要があります。
※MVP検証とは、必要最小限のプロダクト(Minimal Viable Product)を使って、事業のコンセプトが市場に受け入れられるかどうかを検証することです。
現在(本記事の執筆時点)は、事業を提案したメンバーを中心に、SSGSSも後方支援として動き出しており、MVP検証に向けて大きく次の2点に取り組んでいます。
今回採択された事業案は、ミライリアルCHALLENGEを通じて初めて本格的なプロジェクトに繋がったものです。
実際の事業化に向けては多くのハードルがありますが、SSGSSでは今後もミライリアルCHALLENGEをはじめ、Supershipグループ内から新規事業案を募集・探索する取り組みに注力し、事業案の実現に向けた支援を実施していきます。
引き続き、SSGSSをよろしくお願い致します!