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Supershipグループで「新規事業創出の仕組み」をつくる。「SSGSS」始動!【スタートアップスタジオ通信 #01】

お疲れ様です!Supershipホールディングス スタートアップスタジオの糸井です。

2022年10月1日、Supershipホールディングスに「Supership Group Startup Studio」(以下、SSGSS)が設立されました。

SSGSSは、Supershipホールディングス代表の稲葉さんを室長とした、新規事業の同時多発的な立ち上げ・運営を行っていくための組織です。

今回から開始するこの「スタートアップスタジオ通信」では、SSGSSが取り組む事業や実践する事業開発の方法論などの知見、メンバー紹介を中心に情報発信していこうと思います。初回はSSGSS設立の背景と組織のミッション、今後の活動方針についてご紹介します。

SSGSS設立の背景

SSGSSは、前身となる「スタートアップスタジオ準備室」を発展させる形で、2022年10月1日に発足した組織です。準備室時代には室長の稲葉さんを中心に「なぜ新規事業に取り組むのか」「Supershipグループの中でSSGSSが果たす役割は何か」といった組織のあるべき像や、大まかなロードマップが議論・検討されていました。それらを実現するための様々な取り組みを10月より本格的に開始しています。

SSGSSに込めた思いについて、稲葉さんは次のように語っています。

グループとして新規事業を生み出す「仕組み」を作りたいという思いがずっとありました。Supershipは2015年11月の創業以来、様々な事業の立ち上げを経験してきました。そのうちいくつかは現在の基幹事業になるまで成長したものもあります。インターネット業界において「新陳代謝」は今後も必ず求められるので、新しい事業の柱をこのSSGSSから継続的に創出していきたいと考えています。

新規・既存に関係なく、事業を生み出す人財が多くいる組織でありたい、というのが僕の強い思いです。事業の作り方には様々な手段があります。例えばM&Aを駆使して事業を拡大することも一つのやり方ですが、やはり「組織の中から生み出す」ことにこだわりたいと思いました。

このほか、設立の背景についてなど、詳しくは下記の記事をご参照ください。

SSGSSのミッションとは?

先述した設立の背景を踏まえ、SSGSSは3つのミッションを掲げています。

  1. Supershipホールディングスの企業内スタートアップスタジオとして、Supershipグループの非連続的な成長と多角経営を支える新規事業を創出すること

  2. またその活動を通じて、Supershipグループを”事業を創出できる人の集団”にすること

  3. 経営方針に沿った事業領域に関する顧客・課題を深堀り、組織に共有すること

まず一点目の「非連続的な成長と多角経営を支える新規事業創出」についてご説明します。

Supershipグループの既存事業は、現在のグループの経営を強固に支えてくれていますが、それだけでは企業として非連続的に成長し続けることは難しいと私たちは考えています。

また、ある一つの事業領域だけに特化していると、マクロな市場動向や巨大プレイヤーの動きに左右され、経営基盤が浮き沈みするリスクもあります。例えばSupershipグループの経営を支える柱の一つであるデジタルマーケティング領域の事業では、GAFAのような巨大プレイヤーの動向次第でさらに市場が寡占化していく可能性もあります。

グループ経営の支柱を増やし、更に成長していくためには、新規事業にチャレンジし続けることは必須の取り組みです。

二点目の「Supershipグループを”事業を創出できる人の集団”にする」について。

非連続的な成長や多角経営を実現するためには、M&Aのような手法も選択肢に含まれますが、Supershipグループとしては、あくまで社内にリソースを持ち、新規事業を創出していけるエコシステムを実現したいと考えています。

顧客の課題に沿った事業構築の仕組み(フレームワークやプロセス、ルール)や、事業のアイディエーションから立ち上げまでを実行できる優れた人財プールを提供し、後述する「ミライリアルCHALLENGE」の活性化も含めて新規事業創出に取り組む風土をグループに根付かせる活動をしていくことが、SSGSSのありたい姿です。

そして三点目の「経営方針に沿った事業領域に関する顧客・課題を深堀り、組織に共有する」。

Supershipグループでは、2020年からグループ内の新規事業公募制度である「ミライリアルCHALLENGE」を開催しており、そこでは実際に多くのアイディアが生まれていますが、未だ正式な事業化に至ったものはありません。

※ミライリアルCHALLENGEについてはこちらの記事で解説しています

こうした現状に対しては、「どの事業領域にスポットを当てるのか」という事業ドメインの定義が曖昧だったことが一因と考えています。結果的にSupershipグループの経営方針や、KDDIグループが持つアセットを含め、今ある資産を活用しきれていない事業案が多く、実行フェーズに入る前にブレーキがかかっていました。

過去の取り組みから得た課題感に向き合いながら、どのような事業領域にスポットを当てて成功の蓋然性を高めていくかが、SSGSSが取り組む新規事業開発のテーマになります。

SSGSSのこれからの活動について

前述したミッションを実行するために、私たちはSSGSSメンバーによる事業創出と、SSGSS外のメンバーによる事業案実現に向けた支援の両輪で活動していきます。

内から”の事業創出とは、SSGSS発で事業のアイディエーションから始め、完全な0→1で事業を作っていくこと。

そして“外から”の事業アイディアの実現とは、ミライリアルCHALLENGEで生み出されたグループメンバーによる事業案の採択や事業化に向けたサポートをしながら、グループにおいて新規事業に挑戦する優れた人財の育成や企業文化をグループ全体に醸成・浸透させていくことです。

まずは、2022年度のミライリアルCHALLENGEで採択された事業案を実行に移していくことが、SSGSSとして一手目の活動となります。

SSGSSでは、この内と外の両輪で新規事業開発の打席に立ち続け、そこで得た経験・知見をもとに「成功の蓋然性が高い事業創出の仕組み」の構築とブラッシュアップを進めます。

この新規事業創出の仕組みについては、今後の「スタートアップスタジオ通信」でもご紹介していきますので、是非ご注目ください。

最後に

今回は10月1日に正式発足したSSGSSのミッションや活動方針について紹介いたしました。今後の活動については先に述べたように、最初期の活動として、今期のミライリアルCHALLENGEで採択された事業案を具体化し、ソリューション開発〜初期顧客の獲得に取り組むことが中心となります。

次回の「スタートアップスタジオ通信」では、先日行われたミライリアルCHALLENGEのピッチ大会の模様などについてお伝えする予定ですので、引き続きチェックをお願いします!

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