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「スペチャ」(SpatialChat)で飲んでみたら、リモート飲みの新たな可能性を感じた

お疲れさまです!Supership プロダクト開発本部 データソリューションスタジオ エンジニアリング4Gの森本です。

先日、「SpatialChat」(スペイシャルチャット、通称スペチャ)というツールを使った「リモート飲み会」をSupershipグループ横断でやってみましたので、今回はそちらについて記事を書きたいと思います!

【POINT】
・そもそもスペチャって?何ができる?どう使える?
・やってみた感想&本番の雰囲気&「麻雀」も!?
・こんなところがリアルな飲み会っぽい!

「スペチャ」とは何か

SpatialChat」(以下スペチャ)とは、ブラウザベースのビデオチャットツールです。ユーザーがログインすると画面上に丸いアイコンが表示され、アイコンをドラッグすることで画面内を自由に動かすことができます。

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こんな感じで参加者が丸のアイコンで表示されます

自分のアイコンを話したい相手の近くに移動させるとその相手の声が徐々に大きくなっていき、離すと徐々に小さくなっていく=つまりは相手との距離により声の大小が変わるという、これまでのビデオチャットツールには無かった世界観を体現するツールとなっています。

きっかけは「このツール試してみたいね」

この「スペチャ」を使って飲み会をやることになったきっかけは、雑談です。データサイエンティストの井上さん(プロダクト開発本部 データアナリティクス部 アナリティクス2G GL)がSlackで「このツールが面白そう」と仰っていたので、「そういえば飲み会しようって言っててやってなかったんでやりましょう」と絡んでいき、せっかくなので大人数でやってみようという流れになりました。

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MeetやZoomとは違い、相手との距離感によって音声の大きさが変わる、リアルに近いコミュニケーションが2次元上でできるというツールはこれまで見たことがなく、ぜひ試してみたいと考えました。同接50人までは無料だったのも大きいです。

新しいリモート下のコミュニケーションを体験したい

そもそも自分は緊急事態宣言中(2020年4月)にSupershipに入社したため、同じ会社のメンバーでも対面で会えていない方がたくさんいます。オフィスで働いていれば、お昼ご飯に誘って、「最近あのプロジェクトどうなの?」といった“身の上話”が気軽にできましたが、リモート中心となった今ではそれはなかなかできません。誰かと話そうと思ったら、「ミーティング用意して、その枠をカレンダーで押さえて・・」という工程を踏む必要があり、どうしても腰が重くなってしまいます。

対面でのコミュニケーションで得られる情報量はとても多く(だからこそ疲れるという側面もありますが)、オンラインで顔を出さずに声を聞いているだけだと、対面と比較して情報量が少ない感覚があります。

もちろん、オンラインにも良いところはあります。時間の融通が利きやすいですし、移動の必要がないためじっくり議論ができたりします。そうした良いところを活かしつつ、Meetなどとは違った体験をできればという思いもあり、スペチャを使ってみることを決めました。

今回の飲み会は、グループ全社を横断した企画として、メンバーの皆さんのGoogleカレンダーに予定を入れさせてもらいました。個別に誘うのはちょっと面倒くさいということもありましたし(笑)、スケジュールを押さえておかないと「いつだったっけ?」と忘れられてしまう可能性もあります。また、ツールの検証をするうえではできるだけ多くの方に参加していただきたかったため、グループの中でも名が知れているマネジメント層の皆さんに参加をお願いしました。

その他に本番までの準備としては、スペチャ自体のアカウントを作成してスペースを作るぐらいだったので、やったこととしてはスケジュール作成と“偉い人たちを誘ってみる”くらいのことで全く大変ではありませんでした。(参加者のみなさんもURLをクリックして名前を入力するだけですぐに参加することができました)

工夫は必要だけど、可能性はある!

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そして本番を迎えました。お盆前の木曜日、20時スタートという条件で、最大同時参加人数は26人ほどでした。だいたいこれぐらいの人数かな?と事前に考えていた規模で参加いただけました。

やってみて、「可能性はあるな」という感触は得られました。工夫は必要ですが、今後もっとアップデートしていけば、MeetやZoomとは違った世界観でオンライン飲み会ができるツールとして活用できるのではと思います。

私に関しては、入社以降対面で会ったことのある人が少ないため、「あなた誰でしたっけ?」から始めなければならず、大変でした。まず参加している人が誰なのか?というコンテキストを共有し、その相手とどういった話題を話せばよいのかという“話題のフック”を用意しておかなければ、なかなか会話はスムーズには進んでいかないなということを感じました。(今回はマネジメント層の方もいらっしゃったので、トークを回していただけましたが・・)

対面の飲み会であれば、「あの人と親しそうだから、こんな感じの人なのかな?」といった情報を得ることができますが、リモート環境でのコミュニケーションは既に構築された関係値の上で紐付いてしまう傾向にあるため、そのあたりをフォローする必要があると感じました。つまりは「場を整えなければいけない」ということです。

今回喋った内容については、基本的には対面の飲み会と同じように“身の上話”がほとんどで、正直あまり詳細には覚えていません(笑)。ただ、画面共有などの機能は他のビデオチャットツールと同様に使えるため、私が今年度も参加する「ミライリアルCHALLENGE」のアイデアの壁打ちを行い(編注:森本さんが昨年度挑戦した際のインタビューはこちら)、いつもは聞けないような意見をもらうこともできました。私はよくリアルな飲み会で「こんなこと考えてるんだけどどう思う?」と聞いたりしていたのですが、それがオンライン上でもできたような感覚です。

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皆さん私の周りに集まってきていただけました

また、スペース上に画像を貼り付けたりすることもできるため、麻雀卓を広げ、Webサービスと組み合わせて実際に麻雀で遊んだりしている人もいました。

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このほかに、上司の話に耳をそばだてたりと、飲み会でよく見るような光景が繰り広げられていたため、そういった意味でもリアルな飲み会に近しい体験ができていたのではないかと振り返ってみて思います。

「どうも、お疲れっす〜」をリモート飲みでも再現

個人的には、リモート飲み自体は今後も無くならず、コロナ禍が収束してもリアルとリモートが共存していくと考えています。距離が遠くて普段なかなか飲めない人もいるでしょうし、私自身も家族がいるため時間の関係で「今日はリモートで飲みましょう」とお願いすることもあります。今後も大人数での飲み会については、スペチャを使った企画をよりブラッシュアップできればと思っています。

でも本音は、そろそろ居酒屋に行きたい…。偉い人に高いお店に連れてってもらって(笑)、おいしいお酒とおいしい料理を楽しみたいです。いつになったら行けるようになるのか…。

今回使ってみて、このスペチャというツールの良さは、話題をすぐに変えられるところにあると感じました。ZoomやMeetだと話題がひとつに固定されてしまいますが、スペチャであれば、自分のアイコンをドラッグして抜ければ話題を変えられるので、そこは特長として大きいと思います。
「お酒持ちながら移動して、離れた席に座って『お疲れっす〜』と話題に入っていく」ことができるこのツールの世界観は、リアルな飲み会に近いなと感じました。

もちろん飲み会以外でのイベントにおける活用法もたくさんあると思います。イベントなどで使いたかったらサポートします!今回使ってみてのフィードバックもお伝えできればと思います。

いずれにせよ、普通の飲み会の幹事よりは明らかに楽でした(笑)。一度試してみてはどうでしょうか!お店選びも、予約も、人数確認も、お会計も忘れ物確認も必要ないですからね。

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