お疲れさまです。Super Stories編集部の大崎です。
Supershipグループでは、新規事業創出プログラム「ミライリアルCHALLENGE」を展開しており、今年度で3回目となります。
今年は「ミライリアルCHALLENGE TRYOUT 2022」と題し、選考などの仕組みを大幅に刷新しました。
「ミライリアルCHALLENGE TRYOUT 2022」(以下「TRYOUT」)では、新規事業開発に意欲のあるメンバーを事前に選抜し、3〜4名のチームを構成。半年間かけてワークショップやメンタリングなどを行い、ピッチ大会を通過したチームが「Supership Group Startup Studio」(SSGSS)と共に事業化に挑みます。
(※「SSGSS」については以下の記事をご参照下さい!)
この記事では、「TRYOUT」のスタートに先駆けて行われたキックオフミーティング(一部参加者はオンライン参加)の様子をお伝えします。元 Supership CPOで、現在はSSGSSの社外アドバイザーを務めてくださっている佐野さん、そしてSupershipホールディングス CEOの稲葉さんお二人の言葉から、「TRYOUT」を行うこととなった理由・狙い、そのテーマなどを見ていきます。
「TRYOUT」はなぜ生まれたのか
今年のミライリアルCHALLENGEが「TRYOUT」となった理由について、稲葉さんは次のように語りました。
その上で、稲葉さんご自身の経験から、新規事業の成功確率を上げるための考え方について話し、ピッチ大会の前にワークショップやメンタリングを半年かけて行う「TRYOUT」実施の理由について明かしました。
ここで落選したからといって終わりではない
今回の参加者は、新規事業への意欲が高いとしてSupershipグループ内から事前に選抜されたメンバーたちです。その参加者たちに期待することについて、稲葉さんは次のように語りました。
これを受け佐野さんから「思いついた新規事業をそれぞれの事業部でやりたいと思った時は、どうすればいい?」という問いがあり、それに対し稲葉さんは「まず自分の上長に相談して、予算を付ける必要があるのであれば付けて、そうでなければ勝手にやってみても良いと思う」と答えた上で、次のように話しました。
テーマは「Disruptive DX」
今回の「TRYOUT」のテーマは、ズバリ「Disruptive DX」である、と稲葉さんは言います。
また、この取り組みの目標について稲葉さんは「事業を作れる人を増やす×次世代の中核事業を生み出す」を掲げ、事業創造に挑む社員のロールモデルとしての役割を期待することや、今後3〜5年かけて新たな中核事業へと成長させるという視座の高さを意識したいと語りました。
参加者の仕事はアイデアを生み出すこと、責任者の仕事はアイデアを潰すこと
続いて佐野さんから、これから新規事業創造に挑むにあたり、知っておいてほしい“新規事業づくりの流れ”や心得についてのレクチャーが行われました。
とある有名アクセラレーター(シード期以降のスタートアップに対し、ビジネスの成長を目的とした投資などを行う投資家)によれば、起業にあたって創業者がすべきことは「プロダクトをつくること」と「ユーザーの声を聞くこと」の2点のみである、といいます。この2点を実現するためにすべきことについて、佐野さんは次のように語りました。
また、“やってはいけないこと”についても明かしています。
そして「責任者のチェックが入る機会が少ない」「事業開発の後半フェーズで予期せぬ事態が起き、時間や資金などの損失が大きくなる」といったことを防ぐために、Supershipグループでは6つのステップに分けて新規事業のプランを推進し「早く、小さく、失敗できる」体制を構築している、と説明しました。
「TRYOUT」ではその内「ユーザーの課題を見つける」「解決策を発明する」フェーズまでを行い、この後に行われるピッチ大会を通過したプランは「SSGSS」と共にMVP(Minimum Viable Product=事業化の可否を判断するために作られる、必要最小限の製品)の開発など、事業化に向け取り組みを進めます。
「ここにいる皆さんがやることは2つ。Problem(課題)とSolution(解決策)をIdentify(見つけて、発明)することです」とこの日の講義を締めくくられた佐野さん。
「TRYOUT」の参加者はこのあとワークショップなどを経て、現在はピッチ大会に向け事業プランのブラッシュアップに励んでいます。
「次世代の中核事業の創出」に向け走り出した3年目の「ミライリアルCHALLENGE」。
Super Storiesでは今後も情報を発信していきますので、引き続きご注目ください!