グループ横断ウェビナー「Supership Day」の運営を経て考えた、事業会社をマーケティングで支援するということ
お疲れ様です!
Supershipホールディングス 経営戦略本部 コーポレートコミュニケーション部の長澤です。
今回、私からは、今年6月と8月に開催した「Supership Day」について、その目的や内容、そして今後の課題をnoteで書かせてもらいます。
コロナ禍“だからこそ”スピード感を持ってウェビナー開催へ
私たちのチーム、ビジネスマーケティングG(〜今年9月)ではこれまで、グループ内の複数の事業が連携する形で、展示会への出展やセミナーでリード獲得を図るなど、各事業の営業活動を支援してきました。
しかしながら、グループ全体で在宅勤務が原則となるなどコロナの影響が日に日に大きくなっていき、リアルイベントも次々と中止に追い込まれ、大幅な方針転換を強いられることに。
私たちは、“コロナ禍”の中での新たなマーケティング活動として、ウェビナーを積極的に実施すべく、4月21日(火)にDATUM STUDIO、4月23日(木)にSupershipのハイブリッドデータマネジメント「Datapia」が実施する個別ウェビナーの運営を担当しました。
ウェビナーツールの選定から、他社実施のウェビナー内容の研究・調査、LP作成、ハウスリストへのDM配信による集客、当日の運営対応、実施後の事後アンケート・サンキューメール等のフォロー対応、事業部へのリードの受け渡しまで、手探りの状態で切り盛りしていました。
一方で、コロナの影響は一向に収まらず、各事業は営業のアプローチが図れない状況が続いていました。この状況に立ち向かうべく、グループ全体でのリード獲得に向けた施策として、各事業のウェビナーを一同に実施する「Supership Day」を6月25日〜6月27日に開催することを決定しました。
開催決定の時点で本番まで2ヶ月を切っており、非常にタイトなスケジュールのなか、各事業の皆さんには登壇者・テーマの調整やコンテンツの作成にご協力いただくこととなりました。関係者の方々、本当にありがとうございました・・!
リードの獲得とナーチャリングに向け、「HubSpot」を導入
また私たちのチームでは、リード獲得とメールを中心としたリードナーチャリングを展開するにあたりMAツール「HubSpot」の活用を模索しており、この「Supership Day」から運用を開始することとなりました。
グループ各社のハウスリストを作成しDMを配信したり、獲得したリードの管理や、Salesforceなどの他ツールやSupership公式サイトとの連携で生じた問題への対応など、「Supership Day」の準備と並走して「HubSpot」の導入も進めていました。
「Supership Day」開催による成果と課題
こうしてバタバタながらも各事業部のご協力のもと本番を終えた「Supership Day」は、3日間の各セッションの総申し込み人数が1,453名、総参加人数675人と、非常に多くの方にご参加いただきました。また、各セッションの評価も高く、事後アンケートで全体平均で満足度が93.1%となる結果となりました。
※「Supership Day」のアーカイブ動画・セミナーレポートはこちら
一方、今後の開催にあたり課題も残りました。
まずは、「ウェビナー配信をどう安定的に行うか」という課題です。実は、この「Supership Day」の直前に、別のウェビナーで、登壇者の映像や音声が不通になってしまう事故が発生していました。「Supership Day」でもいくつか不具合が生じていたため、ツールの再検討や、配信環境の改善が必要となっていました。
2点目は、各部署とのコミュニケーションにあたり、ウェビナー実施前後まで含めた段取りや情報共有のあり方についての課題です。
そして3点目は、想定していたターゲット層と参加者との乖離が生じたセッションがあったことです。グループの顧客情報をベースとした集客施策であったため、DM配信対象者が限定的な状態であり、次回の課題となりました。
「Supership Day」の第2弾開催に向けて
こうした課題を解消し、より効果の高い「Supership Day」の開催に向け、まずはウェビナーツールの切り替えを実行し、個別ウェビナーでテストを重ねました。
また、各事業部からウェビナー担当者をご選任いただき、各セッションの事前準備からウェビナーの実施、事後の申込者へのフォロー対応まで担っていただくことになりました。併せて、ハウスリストだけでなく、各セッションの外部登壇者の皆様にご協力いただき、各社よりイベント集客にご協力をいただきました。
その他、メール媒体への出稿や、Facebook広告の詳細な運用によるターゲティングプロモーション、SNSやDMの配信回数の増加などにより、さらなる集客を図るとともに、「HubSpot」の設定をカスタマイズし、前回以上にマーケティングのオートメーション化とリードの分析を行える環境を整えました。
「Supership Day vol.02」開催による成果と課題
こうして開催に至った「Supership Day vol.02」(8月25日(火)〜8月27日(木))では、3日間の各セッションの総申し込み人数が1,573名(前回対比108.2%)、総参加人数730人(前回対比108.1%)と、前回を上回る結果となり、事後アンケートでも全体平均の満足度が91.6%となりました。
また、より“確度が高い”とみられるリードが前回より大幅に増加。
各事業部のウェビナー担当のご調整のおかげで、前回に比べ事前準備や事後フォローも円滑かつスピーディーに対応いただけました。
※「Supership Day vol.2」のアーカイブ動画・セミナーレポートはこちら
一方で、まだ課題も残ります。オンラインイベントという特性上、カジュアルに参加できるため、情報収集だけを目的とした参加者が比較的多くなる傾向があります。また、グループ横断のイベントであり、開催の準備に時間がかかるため、よりスピーディーかつリード獲得の確度の高い施策の実施の必要性が生じていました。
より一層各事業に寄り添い、コロナ禍に立ち向かっていく
私たちはこれまで、コーポレートコミュニケーション部内の「ビジネスマーケティングG」(通称Bizマーケ)として、各事業のマーケティング活動をグループを横断して支援してきました。今回実施した「Supership Day」も、その施策のうちの1つです。
そのBizマーケは、10月の組織再編により、これまで社内外の広報活動を主に担当してきた「マーケティングコミュニケーションG」と統合し、新しいマーケティングコミュニケーションGとなりました。
この再編は「Bizマーケの機能がなくなった」ことを意味するものではありません。
これまでBizマーケとして「Supership Day」の運営などを進める中で、「リード獲得を目的とするならば、グループ横断での施策を中心に進めるよりも、まずは各社・各事業部に寄り添って個別課題を解決するための施策を推進していく必要がある」と考えた結果、Gの統合という結論に至ったのです。
これからは、マーケティングから広報、さらにはデザインまで多面的に、より各事業に入り込んだ形でのマーケティング支援を進めていく方針です。
もちろんコーポレートブランディングなどの観点から、今後もグループを横断した施策は引き続き進めていきたいと考えています。
いずれにしましても、今後はよりいっそう、事業部のみなさんと一体となって突き進んでいく次第です。また、業界を取り巻く状況も刻一刻と変わっていく中で、より最適な施策で支援していけるよう、組織も含め常にアップデートしていく姿勢で取り組んでいきます。
新生マーケティングコミュニケーションGをこれからも宜しくお願いします!
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