技育祭2023【秋】アフターレポート~CTO名畑さん流のエンジニアサバイバル術~
お疲れさまです!Super Stories編集部 近藤です。
2023年10月にオンラインで開催された学生向けの就活カンファレンス「技育祭2023 秋」にて、Supership CTOの名畑さんが『大手〜フリーランスを経たベンチャーCTOが伝授する新時代のエンジニアサバイバル術』と題した講演をオンラインで行いましたので、その内容をご紹介したいと思います!
技育祭2023【秋】とは?
技育祭2023【秋】は、株式会社サポーターズが主催する「技術者を育てる」ことを目的とした、エンジニアを目指す学生のための日本最大のオンラインカンファレンスです。Supershipは今回ゴールドスポンサーとしてカンファレンスに協賛し、技育祭2023【春】に引き続き名畑さんが学生のみなさんに向けてエンジニアとしてのキャリア形成について講演しました。
波乱の時代を生き抜く簡単で重要なコツとは?
▲『大手〜フリーランスを経たベンチャーCTOが伝授する新時代のエンジニアサバイバル術』(Youtube)
「AIに仕事を奪われ、エンジニアの仕事はなくなってしまうのではないか」、「変化の多いこの時代、どのようにキャリアを築いていけばいいのか」。このような不安を抱える方も多いのではないでしょうか。そんな不安に対して、大手企業・フリーランス・ベンチャーと幅広い経験を積んできた名畑さんならではの視点で、波乱の時代を生き抜くための簡単で重要なコツを分かりやすくお伝えしたのが本講演です。
講演は名畑さんの自己紹介にはじまり、2023年放送の好きなアニメの紹介などで、オーディエンスを和ませつつ進行していきました。
ちなみに@nabata のQiita(https://qiita.com/nabata)では、名畑さんが執筆されたAtCoderに関連した記事や生成AI系、その他様々な記事を読むことができますので是非ご覧ください!
変化の激しさを前提としたキャリアプランを作るべし!
SupershipでCTOという役職に就いている名畑さんがキャリア形成のコツとして挙げたのは、インターネット業界を選ぶなら「変化の激しさを前提としたキャリアプランを作る」でした。
これは「計画的偶発性理論」に基づくもの、と説明した名畑さん。この「計画的偶発性理論」は米国スタンフォード大学のジョン・D・クランボルツ教授が20世紀末に提唱したキャリア理論で、「個人のキャリアの8割は予想しない偶発的なことによって決定される」とし、その予期せぬ偶然の出来事にベストを尽くして対応する経験の積み重ねで、よりよいキャリアが形成されるという考え方です。
「要するに変化を受け入れ、目の前の不確実性と真摯に向き合い続けることで自然とキャリアアップできるということです」と名畑さんは嚙み砕いて説明し、自身のキャリアを振り返って「これはガチ」と断言しました。
名畑さんは、新卒時代に会社から「この資格を取れ」と言われて取った資格も、優秀な先輩社員から「この本を読め」と言われて読んだ本も、全てが今の自分の支えになっていると言います。
フリーランス時代に未経験でiOSアプリ開発にチャレンジしたことも「あの経験が無ければ、今ここにいない」と、これまで不確実なものや状況に対して真摯に向き合ってきたからこそ、生き残ることができ、現在に至っていると話しました。
また名畑さんは、自身の市場価値を高めるには「一流の経験ができるかどうか」が重要だと話し、Supershipで経験してきた、グローバル企業とのパートナーシップの事例や、日本を代表する企業が運営するアプリに対してのサービス導入事例を共有しました。さらに、その開発過程で得られる汎用技術と業界知識の掛け算が希少人材を育てることにつながり、Supershipにはその環境があるとアピールしました。
講演の終盤には「一番大事なのは、やりたいことをやってみること」であると、これからエンジニアとしてのキャリアを志す学生の背中を押すメッセージを伝えた名畑さん。講演中もチャット欄に寄せられるコメントに応えながら進行され、参加いただいた学生の皆さんに大好評のうちに講演は終了しました。
なお、冒頭でご紹介した本講演のYoutube動画はこの春までの期間限定公開とのこと。未視聴の方はお早めのチェックを!
以上、技育祭2023【秋】アフターレポートでした。
名畑さん、お疲れさまでした!!