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それまで無かったものをビジネスにして、対価や感謝を得る【Leader's ミライリアル 稲田さんの場合】

お疲れ様です!Super Stories編集部の大崎です。

Supershipグループでは、Group Purpose「ミライリアルの幸せを、デジタルの力で創る」の浸透に向けた取り組みを進めています。その一環で現在、グループの全従業員を対象としたワークショップ “CAMP” を順次実施しています。 “CAMP” ではメンバー一人ひとりの「ミライリアル」を言語化していますが、この連載「Leader’s ミライリアル ◯◯の場合」では、グループのマネジメント陣が掲げる「私のミライリアル」とその背景にある「価値観、好きなこと、得意なこと」をお届けします。

今回は、Supership 取締役副社長 稲田 和彦の「Leader’s ミライリアル」です。

Supershipグループを牽引するマネジメント陣が考える、各社・各事業の“未来予想図”である「私のミライリアル」にぜひ触れてもらい、日々の業務(=旅路)を進めるヒントとしてご覧ください。

【 カルチャー浸透施策のひとつ、「カルチャーブック」については以下の記事で制作意図などを語っています。ぜひこちらも合わせてお読みください 】

稲田さんの「私のミライリアル」

―稲田さんには「私のミライリアル」を2つ挙げていただきました。まず「プロダクト+オペレーション(人)で企業のDXを支えるパートナーとして確固たる地位を築く」にはどういった思いが込められていますでしょうか?

「私のミライリアル」
プロダクト+オペレーション(人)で企業のDXを支えるパートナーとして
確固たる地位を築く

GAFAに対抗できうる日本発プロダクトを生み出す

「新しいプロダクトは実装や普及するにあたってオペレーションが必ずセットになります。サポートも必要になりますね。そのため、あまりプロダクトだけに注力していても、と思っています。デジタルエージェンシー事業領域はまさにこの構造で成長を続けているので、Supershipは“プロダクト+人”に強みがあると考えています」

―「GAFAに対抗できうる日本発プロダクトを生み出す」についてはいかがでしょうか。

「Supershipグループでは、IDソリューションの開発・提供を行うイギリスのNovatiq Limited社と資本業務提携を行いNovatiq社の特許技術を基に開発したターゲティング手法による広告配信を提供するなど、Cookieレス時代に対応したプライバシーファーストな広告配信への取り組みを進めています。

このNovatiqとの取り組みは非常に面白いプロジェクトで、技術としては基礎的であるものの、さまざまな可能性を秘めていると感じます。これを活かして、今後1~2年でどのようにビジネスを作っていくか、そして共創するパートナーをどう広げていくかが鍵で、それによってはGAFAに対応できるものを作ることができると考えています。

Supershipは大きな組織で優秀な人材が多く、自分も切磋琢磨させてもらっています。それはチームのメンバーと話していても優秀だと感じますし、この世代が次の時代を作っていくので、大切にしたいです。『僕らはこういうことをやっていきたい』という話をしながら結束力を高めていったりしていますが、これもNovatiqとの取り組みが軌道に乗ってきたからこそです。少し前までは『Cookie規制でアドプラットフォーム業界は終わりだ』とも言われて人材も流出していましたが、昨年度の下期ごろからようやく光明が差してきました。今は次の世代をいかに支えていくかを考えています」

価値観・好きなこと・得意なことについて

―続いて、その背景にあるご自身の価値観や好きなこと、得意なことについて聞いていきます。ご自身の価値観は「創造」「成長」「体力」とのことですが。

「『創造』は新しいビジネスを創るということで、創り出すために自分も『成長』しなければいけません。そのために学習し続けることが大事です。あとは『体力』ですね。体が資本だと思っているので」

―好きなことは「仕事で世の中にない価値を提供する」「日常の中から商売の種を探す」「ITサービス全般/会社経営」の3つを挙げていただいています。

新しいビジネスで新しい価値を創ることや、DXが普及する中で生まれるさまざまなビジネスモデルに触れて理解することが好きです。日常的に経営者のお話を聞くことも多いですが、人の話を聞きながらいろいろと考えることも面白いです。

また『ITサービス全般/会社経営』については、これまでの自分のキャリアがIT畑のため、海外のSaaSビジネスなどへのアンテナは常に張っています。スタートアップのビジネスモデル自体もそうですが、経営についても、僕が起業して経営していた時は資金戦略や資本政策は取り組めていなかったので、SaaSが事業会社と組みながら戦略的経営をしたりすることが面白いなと思って学んでいます」

―得意なことは「多様なビジネスモデルの理解」「ネットマーケ全般」「ピープルマネージメント」ですね。最初の2つはこれまで触れているところと重なる部分があるかと思いますが、最後の「ピープルマネージメント」についてはいかがでしょうか。

「『一緒に働く人がどう思っているのか』ということです。楽観的というか、怒る時は怒りますが、基本的にはスーパーポジティブに接するタイプです。気持ち悪い人間関係は嫌なので、それは日々意識するようにしています。ただ、どうしても忙しい時は若干“当たり気味”に話してしまうこともあるので、まだまだだとは思っています。得意というより意識していることかもしれないですね。人との接し方として、とにかく気持ちよく接しようということです。

マネジメントを意識し始めたのは起業をしてからのことです。Supershipにジョインしてからは関係する人も増えてきて、さらに直近の2年ほどはプレイヤーの要素は減ってマネジメント中心になり、人との接し方をより意識しようと思うようになりました」

価値観が育まれた人生のターニングポイントは

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―続いて、稲田さんの価値観や好きなこと・得意なことが育まれたきっかけとなるエピソードなどを伺いたいと思います。ご自身の人生の“幸福度の増減”を折れ線グラフにした「ライフチャート」に沿ってお話を聞いていきます。

将来起業することを前提に、社会人としての基本的な所作や法人営業の力をつけるために、新卒で商社に入社されます。その後IT業界に移り、広告代理店でデジタルマーケティングを担当し最年少で部長に昇格されます。そして31歳の頃、株式会社シナリオを設立されました(後にSyn.ホールディングス(現・Supershipホールディングス)の子会社となり、Supershipと合併)。

「35歳までに起業するという目標を掲げながら働いていました。大学は2年留年しているのでスタートは少し遅かったのですが、3年スパンで物事を考えていて、その通りに動いています。3年ごとに環境を変え、その直後は一時的に下がるもののすぐに上昇する、という一連の流れを繰り返しています。

シナリオを設立した頃はちょうどタイミングが良く、FacebookなどSNSでのマーケティングが流行り始めていました。一方でそれを取り扱う代理店が他にはあまり無く、これはイケるのではないかと考え、この領域でのビジネスを手掛けることとしました。ライフチャートとしては乱高下していますが、『失敗してもやり直せばいいや』という気持ちがあったため、大胆な選択ができていたのだと思います。

仕事がうまくいっていたのに転職を繰り返し、最終的には起業を選択しました。会社を退職する時に『何で辞めるの?このまま居たほうが良いだろう』と周囲から言われることは常にありましたね。ただ最終的に、31歳で起業して自分で経営し始めてからはもうやめられないので、そこはリスクを一番感じて面白かったです。それでも『失敗してもやり直せるよね』とは常に思っていました」

―シナリオを起業され、Supershipグループにジョインされるまでの間で、特に面白いと感じたことは何ですか?

「とあるグローバルアパレルブランドの企業に常駐していたのですが、その企業のイベントに行って、海外のマーケターやクリエイターなどと一緒に国内ではまだそれほど実績のなかった“リアルイベント×デジタル”のインタラクティブプロモーションをサポートした体験は面白かったです。それまで無いものをビジネスにしてありがとうと言われる、それで対価を得られる仕組みを作ったということがやはり一番面白かったですね」

―こうしてライフチャートを見ていると、「35歳までに起業」という明確な目標や計画性があり、その一方で、物事を緻密に俯瞰して見ているところもあるのが稲田さんらしいと感じました。またそれだけでなく、成長意欲や良い意味での楽観性が与えるものも大きいと思います。

新しいジャンルを切り開きたい、という欲求がモチベーションとしてあるのだと思います。既存案件をずっと守っていくのも仕事なので当然重要ですが、どちらかというと新しい領域で、無いものをビジネスにしていきたいです」


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