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【Supership エンジニア職種紹介】エンジニアリングにとどまらず、未経験の業務にも果敢に挑戦!幅広く事業貢献する若手エンジニア

こんにちは!Supership ピープル&コミュニケーション本部の小山です。

今回のSuper Storiesでは、Supershipのエンジニアの日々の業務や仕事のやりがいについて、データソリューションスタジオで活躍されている新卒入社のあの方へ取材しました。

Supershipのサイト内検索ソリューション「Supership Search Solution」(通称:S4)の事業運営を支え、開発業務にとどまらない活躍を見せる若手エンジニアの挑戦、そしてそれを後押しするSupershipのエンジニア組織の実態に迫ります!


まずは自己紹介をお願いいたします!

プロダクト開発本部 データソリューションスタジオと、データソリューション事業領域 マーケソリューション室を兼務している金丸です。学生時代は自然言語処理の研究をしており、そこで学んだことを活かせる企業を探して就職活動を行っていました。逆求人イベントでSupershipに検索事業があることを知り、2019年に入社しました。

現在の主な業務内容は何ですか?

主には、利用者の多いポータルサイトやアプリナビゲーションメニューの案件を担当しています。特に、インフラやバックエンドの業務が中心となっています。関わっているプロダクトは長い歴史を持ち、環境更新やコスト削減が課題となっています。

技術面では、ポータルサイトではPythonのウェブフレームワーク「Flask」と検索エンジン「Elasticsearch」を採用し、高速で柔軟な検索機能を実現しています。一方、アプリナビゲーションメニューではRuby on RailsとMongoDBを組み合わせ、大規模なデータ処理を可能にしています。両サービスとも、AWSでインフラを構築し、安定性と拡張性を確保しています。

現在所属するチームは6人体制で、エンジニアが3名、マネージャー、ディレクター、デザイナーが各1名という構成です。既存システムの意図を読み解きながら更新や追加開発を行う現在の業務は、チャレンジングでありながら非常にやりがいを感じています。

1日の過ごし方など、日々の業務について教えてください!

各案件ごとに週1回、お昼すぎにミーティングがあるのでそれらに参加し、それ以外は各自で自律的に業務を進めています。

10時くらいに仕事を始めて、12時にお昼休みを1時間取り、19時ごろに終わるというのが基本的な1日の動き方ではありますが、家族の体調などの都合で早めに切り上げて家事をやったり、市役所の用事や通院のために中抜けするなどのイレギュラーな事象にも対応できるフレキシブルな働き方になっています。

業務において、わからないことや相談事が発生した際はどうしていますか?

チーム内での情報共有や相談は、状況に応じて使い分けています。重要度や緊急性が高いものは、Slackで各案件ごとに作っているチャンネルですぐに質問し、対面で聞いたほうがよさそうなものに関しては週次の定例ミーティングの場を活用しています。

一方で、例えば「SQLをもっと効率的に書くには?」といった“重要度・緊急性は低いものの知見を深めたい”事項については、Slackの自分の「times」チャンネルに書き残しておくと、様々な部署から知見のある方々がアドバイスをくださいます。私のtimesチャンネルには30人ぐらいメンバーがいらっしゃいますが、こうしたチームの垣根を越えた自由な学びの場は、とても貴重だなと思います。

※編注:timesチャンネルとは、「日報」に対して「分報」とも呼び、個人のSNSのように自由につぶやくチャンネルとして社内のビジネスチャット上に作るものです

また、技術力向上のための取り組みも活発です。部署内で検索技術に特化した勉強会が定期的に開催されており、エンジニア同士が知見を共有する機会が豊富にあります。さらに、X(旧Twitter)などのSNSを通じて生成AIなど最新のテクノロジートレンドをウォッチしており、気になる技術については自主的に調査・検証したりもしています。

入社してから現在までの変化について、お聞かせください!

入社1年目は、ポータルサイトのリアルタイムトレンドワード表示機能の改善に取り組みました。これは、注目を集めているキーワードを「トレンド」としてユーザーへリアルタイムに表示する機能です。

次年度からはSRE(Site Reliability Engineering:サイト信頼性エンジニアリングの略)チームに参加し、担当する案件のインフラコスト削減やセキュリティ強化に取り組んでいます。同時に、新卒社員の採用面接や入社後のジョブローテーションのメンター、サマーインターン生の監督など、人材育成にも携わるようになりました。

現在はインフラ関係の業務比率が上がっています。また、ジョブローテーションでメンターを担当した方が同じ部署に入ってくれて、その方のサポートも行っています。

特に印象に残っているプロジェクトは何ですか?

最も印象に残っているのは、ポータルサイトのAWSのコスト削減プロジェクトです。それまでオンデマンドと一部のリザーブドインスタンスで運用していたEC2を一気にSavings Plansに移行する大規模な取り組みでした。

また、直近携わっているプロジェクトで印象深いのは環境の更新作業です。歴史が長いプロジェクトで、メンテナンスが行き届いていなかった、あるサービスにおける検索システムの更新を行いました。

印象に残っている理由を教えてください!

コスト削減が印象に残っている理由の1つは数百万円単位の決済に関わり、結果として年間百万円以上の削減ができたからです。とにかく金額のインパクトが大きく、プレッシャーもありましたが、やりきった時の達成感が強く印象に残っています。

早いうちからこの経験ができたことも理由として挙げられます。2年目に入ってすぐに調査を始め、半年経たないうちに作業に取り掛かりました。現状を把握し、そこからどれくらいコストを削減できるのかを明らかにして、支払い方法(全額を前払いにするか、一部のみにするかなど)も検討し、それらをまとめた根拠資料を作って稟議を通すという手順を踏みました。

先輩方にサポートしてもらいながらではありますが、自分の手で仕事を完遂したことが印象深いです。提案から承認までのプロセスを体験することができ、資料の作り方や説明の仕方など、エンジニアリング技術だけではない知識を身につけることができました。それらは今でも役立っています。

環境の更新作業が印象に残っている理由は「とにかく楽しいから」です。過去のドキュメントやコードを参照し、当時の担当者がどういう思想を持って現在の構成にしたのか理解できると気持ちいいです。プロジェクトによってはSupershipとなる前のものもあり、当時開発していた会社の気風がそのまま反映されている気がしています。色々な会社の文化を学べるのはSupershipならではの楽しさだなと思います。

更新はおよそ9年ぶりに行われたのですが、コードの中身を見ると決して小難しいものではなく、“単純なことを組み合わせることで最大限の結果を出す”という思想が読み取れました。更新を行ううえでもその思想をなるべく尊重し、結果だけを真似ようとするのではなくそこに至るまでの道中も近づけるように意識しました。将来更新作業に取り組む後輩が、同じようなことを感じ取ってくれれば嬉しいですね。

これらを通じて得られた経験は何ですか?

Supershipの特徴である「大きな裁量」は、単なる自由度の高さではないことを、これまでの経験を通じて実感しています。例えばAWSのコスト削減プロジェクトでは、「やりたい」という意思だけでなく、綿密な準備と適切な手続きをした上で初めて実現できるものでした。行動に見合う理由や準備が必ず必要になりますし、相応の責任も伴います。

一方、自分ひとりで解決しなければいけないわけではなく、周囲の先輩方にも助けていただきました。資料作成のアドバイスや、新人育成のコンテンツ相談など、先輩方から手厚いサポートをいただきました。「裁量を持つ」とは、周囲のリソースを適切に活用しながら主体的に判断し行動することだと学びました。

最後に今後のキャリアのイメージを教えて下さい。 

これまで自分が先輩方に頼ってきたように、後輩たちに頼ってもらえるような先輩になることを目標にしています。現在のバックエンドとインフラの専門性をさらに深めながら、新しい領域にも挑戦し、自身の業務だけでなくチームメンバーの問題解決の一助となれるようなエンジニアを目指します。将来的にはマネジメントも担えるよう、技術力とリーダーシップの両面で成長を続けていきたいと思っています。

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編注:本記事に記載されている内容は、取材時の情報に基づいています。

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